俺様のち王子。[完]
―――ッ!!
ホントはそんな事言いたいんじゃなかった。
むしろその逆で…
神谷の表情は、
あの時、私を抱きしめたときの顔のまま、私を無言で見つめてくる。
その顔…反則だって……
なんで私は、いつも大事な時に意地張っちゃうんだろ?
なんで素直に伝えられないんだろ。
しばらくの沈黙の後、
私が切り出した
「―ぃゃ、さっきのは違うの…忘れて?って言うか…その深い意味はないし…その……………ゴメン。」