俺様のち王子。[完]



ときどき思うんだ。

神谷は本当に私の事好きなのかなあ、って。


あの神谷と付き合ってるんだから、こんな事言えるほどの立場でもないんだけどさ。


あの日からメールは毎日してるけど、学校ではほとんど話さないし。


だから余計女子と絡んでると気になってしまう。




「…なあ、唯っ!当てられてんぞっ」




……!!



慌てて前を向くと、数学の先生が優しーい顔でこう言った。



「楠木さん。放課後居残りねぇ~。」




はぁ…………、



「唯どーしたんだよ、最近凹んでんぞ。らしくねーな。」



雄斗の一言が心に響いた。



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