*俺の最初で最後の恋*
-あれは幼稚園児だったころ…
ちょうど鈴佳の母さんが病院に運ばれたときのこと。
鈴佳が突然、俺ん家に来て突然泣き出して突然、俺に抱きついて突然「ママが倒れたぁ~ママがっ…ママが…俊太くん助けてよ。」と言った。
そのとき俺は鈴佳のこと本気で守ってやりたいと思ったんだ。
それから鈴佳のこと気になっていった。
でもまだ幼稚園児だったからそれが好きって気持ちだって分からなかった。
でもある日のこと…
鈴佳が俺に言ったんだ。
「鈴佳ね、もう泣かないって決めたの。ママも、お病気と頑張って闘ってるもん。だから鈴佳ね、強くなるの。」
って。