先生にキス〈3〉
「同じクラスの子?」


「…うん。」


担任だし、同じクラスと言えばクラスだよね…。



「私の知ってる子?って聞きたいところだけど、ほとんど男の子は分からないからなぁ…。名前聞いてもピンとこないかも。」



大丈夫…。言ったら、すぐにピンとくるから。



お母さんがよく知ってる人だよ。



だって、マンションも一緒なんだから…。


高鳴る胸のドキドキに負けないように、私は口を開いた。







「私が付き合ってる人は…綾月先生なの。」



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