先生にキス〈3〉
「あっ、そうだ!綾月先生、しばらく幸歩の面倒見ててもらってもいいですか?私…料理の材料で買い忘れたものがあるので、ちょっと近くまで行って買ってきます。」



お母さんは立ち上がると、バッグを持って来て支度をする。



「買い物なら私が行こうか…?」



「幸歩が行ったら、先生が一人になっちゃうでしょ!せっかくの時間なんだから、たまには話したら?」



お母さんは、先生に“行ってきます”と礼をすると、足早に外へと出掛けて行った。



だから誤解だよ、お母さん…。



たまにじゃなくて、かなり頻繁に話してるんだってば…。



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