先生にキス〈3〉


何言ってるの…?



さっき断ったのに、それを条件にするなんて……



並木君って、爽やかで優しそうな男の子だと思ってたのに…




これが本性?



人の中身って本当に分からない。




「今すぐに答え出せとは言わないよ。回答期限は…そうだなあ…修学旅行の最終日にしておくよ。それまでに、この条件を受け入れるか入れないか、決めておいて。」



並木君は顔を離して、薄らと笑みを浮かべた後、先にスタスタと歩いていってしまった。




はぁ……



並木君が立ち去った後、私は体育館の壁にフニャッと背中をもたれかけさせた。


なんだか、張り詰めていた空気が解けたからかな…。


力が抜けちゃったよ…。



< 251 / 340 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop