先生にキス〈3〉



私の心臓の音…



先生の吐息…



その音が混じりあう。



「……そろそろ1分?」



耳元に囁きかけるように先生が聞く。



「……たぶん…。」



っていうか、私に聞かれても分からないんですけど…。



「そうだな。だいたい1分経ったな…。」



先生は少し残念そうな声を出しながら、ゆっくりと手を離す。



< 48 / 340 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop