お嬢様と執事

私は数秒、まばたきもせず利壱さんをガン見…



利壱さんはにこにこしながらこっちを見ている。




「お嬢様?
泣くほどお屋敷に未練があるのなら、一緒に戻りましょう」









そう言って私の手を引いた利壱さんの手を拒むことが出来ず……





タクシーを拾って一緒に家に帰った。
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