特等席はアナタの隣。
寝惚けてるのか、モカは気持ちよさそうに俺の胸にすり寄って、ギュッと抱きついてきた。


…………うわっ…やべ。

鼓動が早くなる。
柄にもなく固まってしまった。

普段のモカなら、こんなことはしない。
俺が抱き締めてもされるがまま。


バクバクと鳴る心臓を抑えられないまま、動けない自分に情けなく笑った。

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