three times love
『その人は、幸せ者だね』




「何で?」




『レイにそこまで思ってもらえるんだもん』




「そうか?」




『ご自身でお気づきにはなってないのですか?』




「何が?」




『モテるでしょ』




「全然」




『あっ、今世の男性八割敵に回したよ』




「その具体的な数字は何?」




『キリいいから』




「よくはないだろ」




『んじゃ言いやすいから』




「要するに適当ね」




『いや、あながち間違いではない』




「その自信はどこからくるの?」




『女の勘』




「やっぱ適当じゃん」




『あっ、女の勘ナメたら駄目だよ』




「女の勘はナメてないけどナオの勘は当てにならない」




『何でよ?』




「鈍感だから」




『私もやる時はやるよ』




「やる時って何時だよ」




『さぁ』




「やっぱバカだな」








そう言って




レイは私の頭を撫でた







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