three times love
『何か問題でも?』




「いや、オレはてっきり…」








また黙り込むリョウ






思考回路がついていけてないらしい







そんなに想像外だったのかしら?






『何?』




「…まぁいいや。でももしフラれてなくてもナオちゃん自分から別れたでしょ?」









『そんなの…分かんないよ』




「何で?」




『私、ズルイもん』




「そう?」




『そう』






私は





リョウの顔を





まともに見れなかった








何か






見透かされてそうで








ずっと






外を眺めてた








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