溺れる記憶
私は訳がわからず、とりあえず引っ張られながらも走った。

「どうしたんすか?」

「サツが後ろにいた」

あぁ、もうそんな時間か。
もう夜も遅いし深夜徘徊で補導される訳にはいかない。

ミズキ先輩は走りながら携帯を耳に当て、他の少女達にもサツがいることを伝えていた。

繁華街を出たとこで合流する約束をし、私達は人が多い通りを走り抜けた。

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