切ナクテ、恋シイ、ヒト。
夕闇で・・・。
顔がはっきりわからなかったけれど
アタシに近づくにつれてその人の影がとれて
街灯のもと、
輪郭がはっきりとしてくる。
「森久保・・・くん?
・・・・侑・・・くん?」
アタシは思わず声に出して言った。
でもまさか。
彼はもうこの世にいないはず。
でも。
でも。
どんなに目を凝らしてみてもやっぱり侑くん。
どうして。
アタシは目の前が少しずつ
かすんでくるのがわかった。
「・・・あの・・・?」
不思議そうに彼はアタシに尋ねる。