HORNにTHANK★YOU
その、一言だけで、


あたしの心は癒されていった。



刺さっていたトゲが抜けていくように。



「あたしこそ・・・ごめん。

 馬鹿みたいにわがまま言って・・。

 ごめんなさい。」



『・・・おう・・・。』



あたしたち・・・。



それからそんな温かいままの空気を保ちながら、



練習にとりかかった。



その空間が・・・泣くほど嬉しかった。




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