続・幸せの契約
大和さんが新聞に目を通す横で


雑誌を見ながら由香ちゃんの入れてくれた紅茶を飲む

ふと目があった
ニコッと微笑む大和さんに恥ずかしくなって


すぐに視線を雑誌に戻した


ドキドキ
ドキドキ


鼓動がうるさい


大和さんに聞こえちゃう


「そうだ。」


思い付いたように大和さんが新聞を閉じた


「明日はお時間ありますか?」

「明日?
…はい。何も予定無いですけど。」


明後日からはゴールデンウィークと創立記念日が重なって1週間のお休み

静香とも特に予定ないし


「でしたら、明日大学が終わったら私の会社に来ていただけませんか?」


「え?」


「久しぶりに外で食事でもしましょう。」


食事!?


外食!!


大和さんと外食なんて初めてだよ


「行きます!行きたい!!」

思わず跳び跳ねてしまった

クスクス
「では、明日5時に私のオフィスに来てください。」

「はい!」

…

…


冷静になって考える…
大和さんと食事ってことは高級な所とか?


「あ、でも洋服とかちゃんとしてるのがいいですか?」


私の質問にますます
大和さんは笑った


「普段通りで構いませんよ。しいていうなら…パスポートを持ってきていただきたいですね。」



「パスポート!!?」


間抜けな声が部屋に響いた
< 37 / 223 >

この作品をシェア

pagetop