続・幸せの契約
あの
大和さんが?


萩乃宮の御曹司が?


なんでも完璧にこなせるスーパー執事が?


泳げない!?



なんか


なんか凄く…



「可愛いですね♪」


グイッ!!
「きゃっ?」

その瞬間
大和さんに抱き締められた


熱い胸から伝わる
早い不規則な鼓動



大和さん…?



「私の唯一の弱みをそんな風に…可愛い笑顔でわらうのは…反則です。」



そして
両手で私の顔を包み込んで引き寄せられる



「この事は二人だけの秘密にしてください。」


長い睫毛
強く鋭い瞳


その瞳に吸い込まれる


「…。」


言葉を失う私


「お返事はいただけないのですか?」


「…え?!
あ、は…。」


返事をしようとした瞬間

「時間切れです。」

大和さんの唇が重なった


目を閉じる事すらできない

二回目のキス




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