この世で一番大切な人へ~モデル~

夕奈side



シンちゃんはもう私の事なんて好きじゃないんだよね。

私は?私は…シンちゃんの事本気で好きって言えるのかな…。

「あっ!類に連絡しなきゃ」


プルプルプル…プルプルッ


「も、もしもし!!夕奈!?」


「うん。話し終わったよ。」


「彼氏はいいのかよ!」


シンちゃん…。別にもうあっちは私の事なんて好きじゃないんだから私が何しようといいよね。


「うん!いいよ。それよりもどこに行けばいい?」


「夕奈が良いって言うなら俺は何も言わないし何も聞かないよ。〇〇駅に18時ごろに来て。」

「ありがとう!じゃあまた後でね」


「おう」


プツッ


ふぅ~、なんか最近類の声を聞いてるとドキドキする…。

気のせいかな。

まぁいいや、1回家に帰ろう。

ガチャッ


「ただいま~」


「おかえり」


あっママに類と出かける事言わなくちゃ。


「ママ、私もうすぐしたら出かけてくるね。」


「えっ!?そうなの?シンちゃんとディナーにでも行くのかしら?」


「違う!!類と行くの。」


「そう、ママは何も聞かないわ。夕奈がどんな決断をしてもママは夕奈の味方よ!」


ママ…。


「ありがとう!」



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