切な連鎖ーセツナイレンサー

アタシは奈乃香に早速報告した。


「翔ちゃんメールしてくれるって、
だから奈乃香も聞いてみなよ!」

「えぇ、恥ずかしいよ。
ハルが聞いてよ・・・あっ!
今じゃなくていいからね!?
家帰ってからメールで聞いて!」

「うんわかった、そーする!」


そんなこんなで放課後。
アタシは部活に行く支度をしていた。


翔さんも部活に行くため
隣のクラスの人を待っていた。


「ねぇ?結局翔ちゃんはさぁ、
好きな人いるわけなの?」


「さぁねー?」


「否定しないってことはいるんだ!」


「さぁねー?どうでしょ?」


「いいじゃん教えてよ!
日頃話聞いてもらってるんだから、
今度はアタシがさぁ?
聞いてやるってばぁ〜!」


「ていうかお前、この前どうしたの?
そのー、ずっと聞こうと思ってたけど
なかなか聞けなくてさぁ。」
< 54 / 109 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop