阿呆彼女∞クール彼氏





「やっぱここにいた………。」




「…馨くん…??」



あたしは慌てて涙を隠した。



「ど、どしたん!?」



「…いや、もしかしたら泣いてるんじゃないかって思って。
 的中しましたね。」




「え……??」



…泣いてたの…気づいてたん??



「強がらなくていいのに……。」



馨くんは小さく呟いた。




「…別に…強がってへんよ。」








< 135 / 300 >

この作品をシェア

pagetop