阿呆彼女∞クール彼氏






「…俺には…大切な人がいます。
 その人を置いてアメリカへは行けません。」




鈴を置いてアメリカへなんか…絶対行けへん…。





「…成程。」




社長は少しの間、顎に手を当てて考え事をしていた。




「…すいません。」




「…んー…。どうしても…だめかね?」



社長は、俺を見ながらそう言った。




「え…。」




「私は…君を我が事務所に入れたいんだ。
 2年が嫌ならせめて1年でもいい!
 …考え直してくれないか…。」










< 181 / 300 >

この作品をシェア

pagetop