ラブチャンス
『いいか?1回でいいから、葵先輩と会話してこい。』


最後にそう言った啓也くんは、

また雑誌に目をうつした。


『俺も行きたい!』


とか言ってた真希先輩。

でも、啓也くんに止められたみたい。


『真希が行くと失敗するから駄目だ。』

ってね。


「ぁ、いた!」


レイちゃんが急に大きな声を出した。


「いたよ、葵先輩。さぁ、こっからどう話しかけるかが問題よね。」


そう、

いつものように葵先輩の周りにはすごい数の女子。



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