ラブチャンス
「葵先輩かっこいいなー。」

頬杖をつきながら言う私。


「はいはい。それ1日に何回言うつもりよ?」

呆れながら言う成ちゃん。


毎回そのパターンの日常。


なんて平凡な。


なんて憂鬱な。


「私もファンクラブはいろっかなー。」


「入れば?」


「でも、入ったら抜け駆け禁止!とかいろいろ決まりがあるからいやなんだよな。」


「そう。」


「成ちゃーん!人が真剣に悩んでるのになんでそんなに返事が適当なのよ!」


「だって毎回そんなこと言ってるじゃない。昨日も同じこと聞いたわよ?」


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