奇跡をあなたに
私はこの日、望に一番に話した。


「望~~~私~奈々と友達なんだよ(笑)」


「はいはい~良かったな(笑)」


「うん(笑)」


「自分から行動するなんて、ちょっとは成長したんじゃね?(笑)」


「でしょ~望焼きもちやかないでね~」


「ば~か(笑)」


私は嬉しくて、望に何回も何回も同じ事を繰り返し言っていた。


奈々とゆう友達。

望とゆう友達。


二人の友達が私にはいる。


それで十分だった...


もう、何もいらないと思った。


すべて失っても、この二人がいるなら何も怖くないと思った。


生きててよかったて...生まれきてよかってそう心から思えた。


これが、私の幸せだった...


でも、私にはやっぱり幸せを感じる事は大切なものを失う事だった...


私は幸せになっちゃいけないの?


いつまで、大切な人を失えば気がすむの?


私が何をしたんだろう...


そう思う未来が私を待っていた。



< 169 / 370 >

この作品をシェア

pagetop