王子様の、花嫁探し。
「すみません。
岩井氷奈さんは何号室ですか?」
廊下にいる看護士に聞く。
「あら、お友達?
私も今行くところなの。
一緒に行きましょう」
「あっ、はいっ」
看護士についていって、
病室へ向かう。
「あそこよ」
看護士が指差した方へ、
早足で歩く。
「ね...陸戸..」
ドアの少し手前、
中から声が聞こえた。
これって、
氷奈の声....。
氷奈、目覚めたんだ...。
よかった....。
あたしは歩く速度を緩めた。
「あたしのこと、好き?」