王子様の、花嫁探し。
病室から出た途端、
大粒の涙が溢れ出した。
通りかかりの看護士達の
熱い視線を浴びながら、
病院を出て行った。
「.....あ..」
いつの間に、
雨が降っている..。
「....はは...」
一人で苦笑いして、
そのまま歩き出した。
大粒の雨が体に当たる。
「...これで...、
いいんだよね...」
一人でそうつぶやく。
うん。
これでいいんだよ。
だって、
陸戸は氷奈のことが
好きなんだから。