王子様の、花嫁探し。
「うん」
「俺達の、将来についての話や」
俺は氷奈と視線を合わせた。
「うん」
氷奈は視線をそらさなかった。
「氷奈、今、
幸せか?」
すると氷奈はゆっくり視線をそらし、
空を見上げた。
「幸せと言えば、幸せ。
幸せじゃないと言えば、
全然幸せじゃない」
氷奈の言ってることが、
よう分からんかった。
俺の思考が分かったのか、
氷奈は説明を始めた。
「ねぇ、あたし、
馬鹿だったよ」