王子様の、花嫁探し。
「あたし、小さい頃から
ずっと陸戸が好きだったの。
絶対あたしが、
陸戸のお嫁さんになるって、
決めてたの」
氷奈....。
「でも、陸戸がみんなの前で
発表してたのは、
あたしじゃなくて、
栖羽ちゃんだった」
氷奈は苦笑いしながら、
自分の気持ちを伝えていく。
「あたし...、納得いかなくて。
どうして自分じゃないのか、
分からなくて」
頬に光る筋。
「...氷奈..」
「陸戸を自分のものにしたくて、
...栖羽ちゃんと、陸戸を、
傷つけた....」