王子様の、花嫁探し。



栖羽、
遅い。


「ノート買うのに、
 どんだけ時間かけてんねん」



もう一時間もかかっとるやないか。



「チッ」

服をはおり、マンションを出た。




マンションのすぐ近くの公園で、
栖羽が居た。




「何しとんねん!」

ベンチまで走って行った。



「...陸戸」

「...?!」

栖羽の目の前へ行ったら、
いきなり抱きつかれた。



「...どうないした?」

「....陸戸...」

「ん?」

「....き...」

え?


「聞こえへんよ?
 もう一回、言って?」

「...馬鹿」

栖羽は顔を上げた。


「あん?俺様が馬鹿?」

「...馬鹿」

上目遣い...。


かわええ。


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