恋の忘れ物 ~先生と私の追憶~
「お姉さん、いい笑顔してるね~」
一人の中年のおじさんに声をかけられた。
「ありがとうございます!
ごゆっくりおくつろぎ下さいませ。」
「そうさせてもらうよ。1日よろしくな~。」
なんだかこういうコミュニケーションできるのも
素敵なことだ。
そしてまたこのホテルを利用してくてたらもっと素敵。
お客様と一緒にフロントに向かう途中
一台の黒い車がスッと駐車場に入って行った。
それは周りも気が付かず、ごく自然に。
私はお客様との会話に夢中で気が付くはずもなかった。
まさか、
こんな偶然があるなんて