ちぇりーらぶ


*いち




「いーちゃん、ごめんね」

そう言ったのは来夢。

パッチリした目、
ツヤツヤで長い黒髪、
整った顔。

スタイルがいいのは
言うまでもなく、
しかも音夢と全く一緒。

だけど俺は音夢が大好きだ。


そんなことをボーッと
考えていると、来夢が
また泣き出した。

「ウワァァァン!
ゴメンナサァァァイ!!」

「来夢!落ちつけ!!」

俺らは一応お昼を食べに
レストランへ来た。

こんな所で泣かれたら、
俺が泣かしたみたいで困る。

てか実際、店にいる
全員からジットリと
した目で見られているし…。
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