夢みる蝶は遊飛する





―――どうして私はここにいるの・・・



―――いつから私はここにいるの・・・






母が亡くなった今となっては、その疑問に答えてくれるのは、父しかいない。


私は知らない。

本当に、知らないのだ。

自分について。





私がすべてを知る“その時”は、刻一刻と迫っていた。

それは、崩壊へのカウントダウン。


すべてを知ってしまったら私は、どうなるのだろうか。

それは誰にもわからない。




そしてその夜を最後に、無言電話はかかってこなくなった。




< 180 / 681 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop