5月1日―幸せの訪れる日―
風邪


「参ったわねぇ。」

お袋が体温計を見ながらつぶやく。

マロンも心配そうだ。

「38度か。今日はゆっくり休みなさい。

それにしても、どこから風邪をもらってきたのかしら…」

あの日から数週間後

俺は見事に風邪を引いた。

んんっ声が…

頭もボーっとする。

滅多に風邪なんか引かないのに…

誰か風邪引いてたやついたかな…

一生懸命考えるが熱で頭がぼーってしていて頭が働かない。

クゥン…

マロンが俺にすりすりしてくる。

「大丈夫だよ。お前は自分のベッドでゆっくりしていな。」

頭をなでながらそういうと、安心したのか

マロンは自分のベッドへと戻っていった。


そして俺はしばらく眠る事にする。



おやすみ


夢の中でふふふふと瑞穂が笑っている。

そして鈴が、涙を流して…いる??



< 28 / 67 >

この作品をシェア

pagetop