メガネ君はヤンキー君





「はあ…」



学校から家に着いて

まず最初に出てきたのは
重~いため息。





今日も1日終わった…。





それにしても
あれからもう
1ヶ月になるのに

いじめは
なくなるどころか
余計にひどくなってる
気がする。





今日も教科書を
隠されたり

机に落書きされたり

筆箱をゴミ扱い
されたり…。



クラスのみんなも
先生たちには
バレたくないのか、

教室の外では
絡んでこなかったけど



やはりクラスで
無視されたり

イヤミを言われ続けて



あたしの体には
極限に疲れが
たまっていた。







「…杏?」

「わっ!」



ぼーっとしてたら
急に星也さんの
顔が目の前に現れた。





< 171 / 276 >

この作品をシェア

pagetop