遊び程度の関係
〜1章〜

-告白-

『ずっと前から佳恵ちゃんの事好きだったんだ。付き合ってくれないかな?』


『ずっと』?
『好き』?

馬鹿みたい。



『無理。』


どうせ、『好き』なんかじゃない。


ただ、顔で選んでるだけ。

どうせ、身体目当てでしょ?

冗談じゃない。


『何で?』

男はアタシの腕をつかんだ。


その醜い手でさわらないで。

『汚れる』

アタシは手を振りほどいて無視して歩いた。



『お前、顔イイだけでチョー性格悪いな。一生彼氏何てできねぇよ!性悪女!!』



性悪女・・・。


アタシは男の方を向いた。



『ブスがほざくな。死ね、カス。』


男はアタシをにらみつけた。



『テメェ調子のんな!?』


アタシになぐりかかろうとした。
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