旦那様は社長 *②巻*




──チャプン


「ふうー……やっぱ風呂は疲れがとれるな」



なんで……
こんなことに……?


「どうした?光姫。さっきから静かじゃないか」


悠河がニヤリと微笑む。


わざとらしい!!

理由なんて分かりきってるくせに。


「別に?」

「ふーん。それにしてもお湯が透き通ってるからお前の身体、よく見えんな?」

「ちょ、やめてよ!!」


あたしの耳にキスをしながら悠河が後からギュッと抱きしめた。

そしてそのまま胸に感じる刺激。


「……ッ」


思わず声が漏れてしまいそうになる。


けっきょくあの後。

悠河は嫌がるあたしの服を無理やり剥ぎ取り、今は一緒に大理石のフラワーバスの中。


< 40 / 409 >

この作品をシェア

pagetop