私の道 ―(実話)―
「そのあと、まほちゃんから電話来て意地悪してごめんなさいって。
なんか、バカバカしくなっちゃった」



ナッチは無理に笑顔を作った。



「本当に、もういいの?」

「彼女持ちの人は、やっぱりダメだわ~」


わざと明るくふるまう姿が
痛々しい




「私の前では強がらなくてもいいからね」

「じゃあ、放課後付き合って?大泣きしたいっ」


「カラオケでも行く?」

「うん、行く行くっ」




なんとか元気づけてあげたかった。

辛いときは、そばに居てあげたい。

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