私の道 ―(実話)―
うまいウソをつく事もできず
私は黙ってしまった。




お母さんは何も言わずに、包丁を片付けて私を抱きしめた。


「何か辛い事があったのね、大丈夫?」





怒られると思っていたのに…





私は、その場にしゃがみこんで泣いた。








小さな子供のように、思いっきり泣いた。


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