私の道 ―(実話)―
「梨華は?週末何してたの?彼氏から連絡きた?」


不意に聞かれて、動揺を隠せなかった。


「あっ、連絡きたんだー?良かったね。会えたの?」



ひどい男とわかっていても
笑って良かったねと言ってくれる。

やっぱりナッチは私の大事な親友。


「おととい会ったけど、昨日は電話無かった」



また音信不通が続くのかな…?



「そっか、一番いいのは陸くんよりもっと好きな人ができればね~でも難しいよね」


「陸より好きな人なんてできないよ」
ナッチの言葉をさえぎるように言った


そんなの絶対に
考えられないから。
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