私の道 ―(実話)―
「ねぇ梨華?私じゃ頼りないかもしれないけど、もっと頼ってほしいな」

「うん?」


私が首を傾げると
ナッチは歩く速度を落とした。


「う~んと…私もそういうところあるから気持ちわかるけど、梨華って何でも一人で抱え込んで誰にも相談しないで辛い想いしたりするでしょう?」



確かにそうだ


拉致された時も直哉さんと一緒にいたナッチの邪魔をしたくなかった。





小さい頃から私はいつも遠慮してしまう。


寂しいときも

誰かに傍に居てほしいときも




「困ったときは何でも話してほしい」

「ナッチ…うん、ありがとう」



胸がいっぱいになった。


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