ice prince



そういって差し出したのは

小さな箱。

中にはシルバーの指輪。

「もぅ…怜のキャラじゃないでしょ…

…ぐすっ…嬉しい。」

「結婚…してくれますか??」

「…はぃ…」

私がそういうと怜は立ち上がり

私を抱きしめた。

「やべ…今凄く嬉しい。

俺って幸せ者だな…」

「えぇー。私のほうが、幸せだょ??」

「早いうちに愛華の親に挨拶行かなくちゃな。

いつにしようか。」

「多分いつでも大丈夫だよ。先にいつ行くねって

言ってさえすれば」

「そうか。じゃ、来週の土曜…で良いか??」

「うん、伝えとく。」


来週の土曜

左手に婚約指輪をつけて

私は、お母さんのところに

いきます


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