ice prince


え…


は……


「はぁぁぁぁぁぁぁ??」


「思ってることはさっさと伝えちゃえ♪

後悔しても知らないぞ。」

りまは私に何回か折り曲げたメモ帳を握らせる。

ひろげるとそこに書いてあったのは

『◎〇市 △□ 1丁目3-201

セントラルマンション 201号


             鈴原 怜』

「これって…」

怜君の家の住所…

「秋から貰ったw行っておいで。怜くんのところに。」

りまは私の背中をぐいっと押す。

「ほーら!!行った!!行った!!」

「……うん…」

私はりまと一緒に家をでて、途中で別れ、

私は怜くんの家に向かって歩く。

一応1回いったことあるから住所なくても大丈夫だったんだけど…

何度も呼吸を落ち着けながら怜くんの家に行く。


10分ほど歩いた頃。

「ココ…だ。」

そこまで大きくは無いがお洒落なのマンション。

私は深呼吸をする。

ここまで来たんだ。帰るわけにはいかない…

私はもう1度深呼吸をする。

そして鏡で身だしなみのチェック。

よし…

あ…ちょっとクマができてるっぽいけど…

そこまで目立たないか…

よし、行くか。

そう思い、顔を上げる。

するとそこに居たのは、、、

「怜くん…」



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