甘甘王子の秘密〜オモチャ会社の俺様社長〜アイドルやホストイマス
『亜佐美!』



まただ。誰なんだろう?あたしの名前……呼ぶの……


『亜佐美の好きなケーキにかりんとうあるで?』



え?ケーキにかりんとう!


ばっとあたしは、ベッドから飛び起きる。



「っ……あれ?」



ここって病院のベッド?


目を覚ましたあたしは、病院のベッドの上だった。キョロキョロ辺りを見渡すと、降谷兄ちゃん達が嬉しそうにあたしを抱きしめくれたのだ。



状況が把握出来てないあたしに色々話してくれたけど、ボーッとしている頭では何も分からなかった。



ただ分かった事は、足を舐めるとかそういう事は、夢だったと言う事だけだった。



だから、あたしは気付いていなかった。矢吹先輩があたしを庇って階段から落ち…………になったなんて……



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