甘甘王子の秘密〜オモチャ会社の俺様社長〜アイドルやホストイマス
「っ……おま……触ろうとすんな!」



矢吹先輩は、真っ赤な表情だ。



え?!これ触ったらダメなの?!



気になって触ろうとしたら、矢吹先輩は、クローゼットから慌てて出て行った。


「矢吹先輩!」



「はぁ……なんだよ」


「ダメじゃないですか!」



「は?」



「お菓子なんて学校に持って来たらだめですよ!それ、かりんとうって奴でしょ?」



カタいものと言えば、やっぱりかりんとうだもん。
美味しいんだよね……甘くて、舐めると砂糖の味がして。



「かりんとう?」



「ごまかしても、ダメですよ!あたしも舐めたいです」



「フッ、亜佐美さんって大胆なんだな?良いよ?舐めれるならな?」



矢吹先輩は、そう言うとあたしに近付いてきて、耳元で不適に囁いた。



え?



あたしの前で、矢吹先輩はズボンのベルトを触り始めた。



っ……かりんとうじゃない……



あたしが、かりんとうだと思ってた物と全く違っていた。



「イャァァ……!!」


尻餅尽きながら矢吹先輩から後ずさる。すると、矢吹先輩は、ニヤリと笑っていた。



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