鬼の花嫁


「ごちそうさまでしたっ」

「うむ…では、お前を村へ連れていこう」

「うんっ!!」


わぁ〜〜〜ぃ
そうはしゃぐ美鈴を見る
目は少し寂しそうだった。


川を越え、谷を越え、
半日かけて美鈴の住む村に着いた。


「……着いた…」


「美鈴!!!」

「…お母さん!!」

「もーどこいってたの〜〜!
 お母さんもみんな心配してたのよ!」

「ごめんなさぁい。
 あのねっ藍凛丸っていうお兄さんに
 助けてもらったの!………あれ?」

美鈴が振り返った先に
さっきまでいたはずの
藍凛丸はいなくなっていた




…これが藍凛丸と美鈴の最初の
        『出会い』だった…
< 8 / 92 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop