俺様執事に全てを奪われて
だが、部屋は新婚仕様のままだ

わたしの母に直す意識はないようだ

『どうせ結婚するんでしょ?
さっさとおめでた婚をしちゃいなさいよ』と言い残して

父親と海外に旅立って行った

まだわたしは学生だっつうの!

そこらへんをしっかりと認識して欲しいものだ

母も元も…だ

二人ともわたしを妊娠させることしか考えてない

全く!

「今日、クッキーを焼いてきたの」

タッパに入っているクッキーを、生徒会長である小山内桃香が差し出してくれた

「うわあい!」

一際明るい声を出したのは、藤城だった

テーブルに近づこうとすると、九条の足に引っ掛かって床に顔面をぶつけた

また…か

懲りもせずに、よく足に突っかかる男だ

< 209 / 224 >

この作品をシェア

pagetop