俺たちの反抗
卒業式まで、あと一日。

計画実行まで、あと一日だ。

明日で全てが変わる。

失敗すれば学校は変わらないが、俺たちの未来は変わる。

今まで生きてきて、こんな気分になったことはなかった。

燃えるような、そして虚しいような、悲しいような、できれば
やりたくない。

しかし、人間として、俺はやらなければ一生負け犬だろう。

後悔するだろう。

計画をやらなければ、きっと将来、年取って飲み屋にでも行って、愚痴でも言ってる。

そうはなりたくない。

斉藤がくるまで、俺は負け犬だった。

死んだも同然だった。

心は殺されて、管理され、蝕まれていた。

二度とそうにはなりたくない。

クボタもそうだろう。

みんなもそうなんだろう。
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