俺たちの反抗
第二十四章
「いってきます」
「いってらっしゃい。学校でね」
母は笑顔で、幸せそうに見送ってくれた。
それが嬉しくもあり辛かった。
母は卒業式にくる。
ほぼ全員の親が、卒業式にくる。
その目の前で俺らは計画を実行するのだ。
みんなの親はどういう顔をするのだろう。
母はどういう顔をするのだろう。
怖い。
だがやらなければならない。
歩く。
今まで、登校するのがとても嫌だった。
不安だった。
だが、今日は今までのどんな日より、緊張している。
今までのどんな日より、胸が痛い。
いじめられていた時よりも。
担任に嫌がらせされていた時よりも。
「いってらっしゃい。学校でね」
母は笑顔で、幸せそうに見送ってくれた。
それが嬉しくもあり辛かった。
母は卒業式にくる。
ほぼ全員の親が、卒業式にくる。
その目の前で俺らは計画を実行するのだ。
みんなの親はどういう顔をするのだろう。
母はどういう顔をするのだろう。
怖い。
だがやらなければならない。
歩く。
今まで、登校するのがとても嫌だった。
不安だった。
だが、今日は今までのどんな日より、緊張している。
今までのどんな日より、胸が痛い。
いじめられていた時よりも。
担任に嫌がらせされていた時よりも。