恋するキモチ
徹平は、転校してすぐ、陸上部に入った。


あの小さな体からは、想像つかないくらいの瞬発力と持久力で、800メートル走で賞を取った。

走っている時の徹平に、いつも見せている笑顔はない。

ただ、前を見つめ、走り続ける。

髪から頬に汗が伝う。



彼は、自分に厳しい、アスリートなんだ。


この姿勢が、また徹平の人気をあげちゃうんだよね。


ズット

ワタシノ

ソバニイテ
< 13 / 267 >

この作品をシェア

pagetop