恋するキモチ
「徹平は、走ることしか脳がないんだから」

「ぶっ、それを言うな」

隣で明梨が笑ってる。


明梨は頭いいんだよな。
いつも成績上位に入ってるし。
俺と違って…。


確かに、俺、苦手だからって勉強しなかった。
事実だよ…。


「じゃあさ、練習終わったら、わたしの家で勉強しようよ」

「おぉっ、それ、いいね!」
マジ助かる。

「どうせ、お母さんの夜ご飯が目的なんでしょ?」

ニヤ…。

明梨には俺の心、全部バレてる?
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