sakura-君と出逢えて-
「ね、そういえばさ、、お母さんから許可もらえた?」
由梨が心配そうに口を開いた。
「……それがさ、全く聞く耳持たず……」
「そっか……どうすんの?」
「悩み中。これ以上話しても平行線だし……親の許可がなくてもいいか岡田にも聞いてみる。由梨は?」
「うちは大丈夫だったけど……」
喜ばしいことなのに曇り顔の由梨に笑顔を見せる。
「まだ1ヶ月あるしさ、わたしも譲れないから頑張ってみるよ!」